「入れ歯を作ったのに、噛むことができない」
「入れ歯が落ちる」
「入れ歯があたり痛いところがある」
これらのお声は、患者様が当院に初めてお越し頂いた際にお聞きする言葉です。
「美味しく食事をしたい」
「笑顔で笑いたい」
「しっかり噛みたい」
などと、期待をして作製した入れ歯が、合わない理由は何故でしょうか？
これは入れ歯を作成したばかりの時は、人工【物】の状態です。
その入れ歯を調整することで、違和感なく使用できる状態、つまり人工【臓器】に変える事が必要です。
具体的に言うと、入れ歯は粘膜の上に乗っている物になります。
その粘膜には、硬い粘膜・柔らかい粘膜・薄い粘膜・厚い粘膜があり、入れ歯で噛むことで、その粘膜は各々で違う形に変形をします。
その時に、粘膜の変化が一様ではないために、噛む事により入れ歯が粘膜を圧迫して、痛みが出ることがあります。
その粘膜の変化を把握した上で、細かい調整が必要になってきます。
しっかりと必要な調整時間と調整回数をかけて調整することで、ほとんどの場合、痛みや違和感は解消されます。
被せの治療は、歯の上に被せが覆うので、このような調整がありません。
一方、入れ歯の調整は、変形する粘膜の上に入れ歯が覆うので、調整時間と調整回数がかかります。
それでも、
「入れ歯が合わない」
「何度調整してもすぐに痛くなる」
という場合は、かかりつけ医院以外にも、セカンドオピニオンを取り入れることをおすすめします。
あなたに合った入れ歯を作製し、調整をしてくれ、何よりも十分に話を聴いもらう事ができ、説明を受けれることができ、信頼できる歯科医院で、入れ歯治療を行うことをおすすめします。
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