阿吹 貴美恵様|患者様インタビュー|福山市 精密義歯・入れ歯専門サイト

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なかむら歯科クリニック

患者様インタビュー

阿吹(あぶき) 貴美恵様(51歳)

阿吹様は、ご主人、お義母さん、大学生の息子さんの4人家族。福島市・草戸町で、家事とお義母さんの介護の合間に、ホテルやレストランで歌うお仕事をされています。
治療に至るまでの経緯や感想などを伺いました。

阿吹様のケースは、ノンクラスプデンチャー(義歯)とマウスピースで対応

今回、なかむら歯科クリニックで受けた治療についてお聞かせください。

虫歯治療で神経を抜いた右下の奥歯に、鈍痛を感じるようになりました。なかむら歯科クリニックの中村院長に相談したところ、『咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)』とのことでした。

また、何年も前から左下の奥歯2本が抜けたままになっていて、抜けた奥歯の隣の歯は、ぐらぐらしてきていました。「この歯は抜けるよ。歯が抜けたままにしておくと、残った歯は1本ずつ抜けていくから」中村院長にこう言われて、ゾッとして(笑)、奥歯2本分のノンクラスプデンチャー(義歯、入れ歯)と咬合性外傷の悪化防止のためのマウスピースを作ることにしました。

今ではノンクラスプデンチャーとマウスピースの併用で、右下奥歯の鈍痛はなくなりました。歯も抜けていません(笑)。

神経を抜いた歯が、咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)で痛む

今回の阿吹様の治療について、中村院長に補足説明をお願いいたします。まず、咬合性外傷とはどういうものでしょう。

(中村院長): 咬合性外傷とは、歯を強くかみしめる食いしばりや歯ぎしりなど、かむ力が強すぎて起きた歯の周りの組織の損傷です。阿吹様の場合、もともと食いしばりや歯ぎしりが強い上に、左下の奥歯がなくなってからずっと右側の歯だけでかむようになった。その結果、右下奥歯にかかるかむ力が過負荷になり、周囲の組織が傷ついて、痛みが出るようになったと考えられます。

食いしばりや歯ぎしり、かみ癖が原因の咬合性外傷には、どう対応したらよいのでしょう。

日中の食いしばりは、気づいたら意識的に緩めればいいし、かみ癖は改めればいい。阿吹様の右側だけでかむ癖は、左下の奥歯がないことから始まっているので、左下に義歯(入れ歯)を入れれば解決します。
しかし就寝中の歯ぎしりはやめられませんから、歯ぎしりから歯を守るマウスピースをつけるのが一番です。

「歯が抜けたままにしておくと、残った歯は1本ずつ抜ける」

もう1点、歯を抜けたままにすることからくる悪影響について伺います。「歯が抜けたままにしておくと、残った歯は1本ずつ抜ける」とはどういうことでしょう。

(中村院長): 歯が長期間抜けたままだと、抜けた歯の隣の歯が倒れてきたり、抜けた歯とかみ合っていた歯が伸びてきたりします。歯が動いてできたスキマには、食べかすなどが詰まりますから、抜けた歯の隣の歯は虫歯や歯周病を発症しやすくなります。また、歯が動いた結果、お口の中に義歯を入れるだけのスペースがなくなってしまう場合があります。

しかも、歯が減っても『かむ力』は変わりませんから、歯が減ると、残った歯1本あたりにかかる『かむ力』は増えます。『かむ力』が過負荷になれば、歯にヒビが入ったり、折れたりします。抜けた歯の隣の歯は虫歯や歯周病にかかりやすい上に、これまで以上の『かむ力』がかかるので、高い確率で抜けることになります。隣の歯が抜けてもそのままにしておけば、そのまた隣の歯が失われるという、悪循環に陥り、1本ずつ歯が抜ける状態になるわけです。
こういう状態を避けるには、義歯を入れるなど歯が抜けた後の処置をしなければなりません。

「インプラントは無理。でも義歯(入れ歯)には抵抗が…」

ところで、阿吹様は、なぜ、何年も左下の奥歯2本を抜けたままにされていたのでしょう。

(阿吹様): 10年ぐらい前に、一番左の奥歯を抜いた時は、かみ合わせの点で抜けたままにしておいたほうが良い状態だったんです。 それから5年後、その隣の奥歯を抜いた時は、義歯を使うことに抵抗があったので放置しました(笑)。 10年前、もともと虫歯だった奥歯は、強い食いしばりで歯の根の方にまでヒビが入り、抜くことになりました。当時お世話になっていた歯医者さんから「抜く歯の隣の奥歯と、一番左上の奥歯の一部がまだかみ合っているから、抜けたままにしておきましょう」と言われました。

でも、5年後に、抜けた奥歯の隣の奥歯も虫歯になり、食いしばりでヒビが入り、抜くことに。
「食いしばりが強いからインプラントは無理。ギリギリやるとインプラントが顎の骨や歯を傷つけてしまう。阿吹さんは、義歯だね」

歯医者さんにはそう言われたものの、よくある義歯は、歯に引っ掛けるための金属のバネが目立つ。これがちょっと気になって、ついついそのままで過ごしてしまいました。

「ノンクラスプデンチャーなら、義歯をつけていることに気づかれない」

では、義歯に抵抗感があった阿吹様が、今回、ノンクラスプデンチャーを選ばれた理由をお聞かせください。

理由は2つあります。 1つ目の理由は、ノンクラスプデンチャーは、金属のバネがないし、素材が半透明なので、つけても歯茎との境目が分かりにくく、義歯をつけているとはまず分からないからです。

そして2つ目の理由は、ノンクラスプデンチャーを試してみて、他の患者様に結果を伝えたいと考えたからです。
実は、私は、最初、患者としてなかむら歯科クリニックにお世話になっていたのですが、その後、縁あってこちらのクリニックでトリートメント・コーディネーターとして、お仕事をさせていただきました。義母の介護を始めたのを契機に、先月退職し、現在は、また一人の患者の立場に戻り、クリニックの皆さんにサポートしていただいております。

トリートメント・コーディネーターは、患者様の悩みや不安、治療への要望、ご意見などを伺う仕事。今回の治療を受けていた頃は、コーディネーターとして、特に女性の患者様から「入れ歯のバネが目立つのが気になる」とよくお聞きしました。それで、どうせなら、患者様の悩みを解消できそうなノンクラスプデンチャーを体験してみようと思ったわけです。

バネ式義歯をつけると(左)バネ(赤丸部分)が目立つ。バネがないノンクラスプデンチャー(右)
※ いずれもイメージ画

「義歯を作ったものの使わずじまい」を避けるには

実際にノンクラスプデンチャーを試してみていかがでしたか。

つけると、ノンクラスプデンチャーと歯茎の色調が同化するので、第三者が見ても、ほとんど分からない。部分入れ歯で小さいし、薄くて軽いからつけるのもラク。ただちょっと歯茎に当たって痛いところがあったので、つけ始めてから1カ月弱の間に4回~5回調整しました。以降は何のトラブルもなく使用しています。

『1カ月弱の間に4回~5回調整』とは、ずいぶん調整回数が多いように感じます。

ええ。多い方だと思います。自分が納得するまで、しっかり微調整しましたから。
コーディネーターをしていて、患者様から、以前通っていた別の歯医者さんで入れ歯を作ったら、「ガマンして入れ歯に慣れてください」と言われたと伺ったことがあります。
どこかしっくりこないままつけていたが、どうにもガマンできず、結局入れ歯は使わずじまいになったそうです。

お口の中は敏感なので、ごくわずかに義歯が当たっているだけで痛みを感じたり、気になったりします。「ガマンして入れ歯に慣れる」なんて無理(笑)。今回、自らノンクラスプデンチャー体験して、実感しました。
その一方で、敏感だからこそ、ちょこっと削ってもらっただけで快適に使えるようになることも分かりました。だから、少しでも気になったら、どんどん調整したほうがいいんだと思います。

自分の歯で食べていた頃と、ノンクラスプデンチャー使用時を比べてみたら

今は何のトラブルもなく、ノンクラスプデンチャーを使用されているとのお話でした。自分の歯で食べていた頃と今とを比べてみていかがですか。

今、ノンクラスプデンチャーを使い始めてから3カ月弱。自分の歯だけの状態を100点とすると、今は80点ですが、ノンクラスプデンチャーにも慣れ、左右両側の歯でちゃんとかんで、食事をおいしく、楽しく頂いています。

減点理由は3つ。最初の理由は、違和感。ノンクラスプデンチャーにはすっかり慣れましたが、口の中に異物が入っているという感覚は残ります。
2つ目の理由は、硬いものを食べる時の手間。硬めのお肉をノンクラスプデンチャーを入れている左奥でかむと、痛みが出るので、最初に右側でかんで柔らかくしてから、左側でかむようにしています。
そして最後の理由は、手入れの手間。汚れが付いたまま使うと歯茎にも良くないので、食事の度に、ノンクラスプデンチャーをはずして洗いますし、洗うためのハミガキとブラシはいつも持ち歩いています。

はじめに、ずっと右の歯だけでかんでいたことが、咬合性外傷の原因の一つだったとお聞きしました。左右両側の歯でかみ、マウスピースをつけて就寝している現在と、それ以前を比べてみて、お口の状態はいかがですか。

朝起きた時の口の周りの感じが、全然違います。コリやうずくような痛みがないので、手放せなかった痛み止めもいらなくなりました。

『歯医者嫌い』から見た、なかむら歯科クリニックが他の歯医者と違うところ

なかむら歯科クリニックのスタッフの一人としても活躍されていた阿吹様ですが、ここでは患者様として、クリニックについての感想をお聞かせいただけますか。

私が、なかむら歯科クリニックに患者として通うようになったのは、たまたま、知り合いが、こちらに勤務することになったからです。
当時、私は、大の『歯医者嫌い』だったのですが(笑)、なかむら歯科クリニックは、私が経験してきた歯医者さんと全く違っていたので驚きました。

どういうところが違っていましたか。

まず、院長をはじめ、スタッフさん達がみんな明るくて、気さくに声をかけてくれるところ。
患者を受け入れる雰囲気があるので、気がかりなことは何でも気楽に相談できました。

それから、治療中、こまめに声がけしてくれるところ。
「麻酔の注射しますから、チクッとします」、「大丈夫ですか」、「痛かったら言ってくださいね」…。 私は、歯茎に打つ注射はすごく痛くて大嫌いだったんですが、事前に「チクッとします」と言ってもらうと、心の準備ができるからか、あまり痛みを感じなくなりました。

そして、これは今回の治療でもあらためて感じたのですが、こちらの知りたいことを、分かりやすくていねいに説明してくれるところ。
以前、神経を取った歯が痛んだ時は、他の歯医者さんに診てもらっていたのですが、レントゲンを撮って「虫歯じゃないですね」といっただけで、なぜ、神経を取った歯が痛むのかまでは説明してくれませんでした

一方、今回、同じ症状でなかむら歯科クリニックに診てもらうと、食いしばりとかみ癖で、歯の周囲の組織が傷ついて、痛みが出ていることを、A4サイズぐらいの私の歯の拡大写真を見せながら分かりやすく説明してくれました。

写真で、強い食いしばりから、歯のあちこちにヒビが入っているのを確認できたので、「なるほど、これだけ食いしばっていたら、組織が傷ついて、痛みが出るのも不思議ではない」と納得できました。

「こちらの知りたいことを、分かりやすくていねいに説明してくれる」 (写真右:中村院長)

治療を検討中の方へのメッセージ

最後に、今、治療を検討中の方にメッセージがあればお願いいたします。

かつての私のように、歯は抜けたままにして、片側だけでかんでいる方は、義歯を入れるなど早く手を打ったほうがいいです。かまない側は、筋肉を使わないので、口角が下がってきます!女性にとっては大問題ですよ(笑)。

また、義歯は作ってからが大事。お口はとてもデリケートですから、使い始めの時期に、しっかり微調整してご自身のお口になじませないと、『作ったけれど使えない義歯』になりかねません。そのために、ちょっと痛い、ちょっと気になる程度のトラブルでも、気軽に相談したり、調整を頼んだりできる歯医者さんを見つけてください。

私はこれ以上歯を失いたくないので、定期健診に力を入れ、ずっとおいしく食べられる歯の状態をキープします。
クリニックの皆様、これからもよろしくお願いいたします。

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